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部位別しこり(顔面、頭部)

まぶたのしこり(霰粒腫(さんりゅうしゅ))

霰粒腫(さんりゅうしゅ)とはまぶたにやや硬めのしこりが出来る病気です。別名を「めいぼ」とも呼ばれます。通常それほど痛みはありませんが、急性炎症を起こした場合には激しい痛みを伴います。

霰粒腫は目に油分を供給するマイボーム腺という器官が詰まってしまうことで起こります。何故マイボーム腺につまりが生じるのかは不明ですが、目を酷使するような仕事や不規則な生活を長期間続けると起こりやすくなるようです。治療は病気の進行状況によって変わってきます。しこりは感じるけれども痛みは無く、瞬きのたびに違和感を覚えるだけの時期は抗生物質の点眼薬に弱いステロイド点眼薬や軟膏を併せて処方することで治るケースが殆どです。

ただしこの病気は完治するということは無く治ったといっても一時的に症状が治まるだけで、疲れやストレスがたまると再発する可能性はかなり高くなります。無痛の場合でも何度も再発を繰り返す場合は手術が適用されます。やっかいなのは急性炎症を起こしているときです。炎症が酷いときは痛みも強くなります。このような急性期には一旦消炎鎮痛剤と抗生剤の投与で炎症を抑えることを優先します。外見上膿がたまってまぶたがはれ上がり目を塞いでしまっているようなときは穿刺(注射針を刺すこと)して膿を出す処置を行います。

その後一旦炎症が引いてから手術を適用するかどうかが判断されます。これは炎症が酷い時は麻酔が効きにくい上に傷口の治りも遅いためです。このような状態で手術をすると切開した部分が潰瘍化してしまい、今度はその潰瘍を取り除く手術が必要になる場合もあります。そうすると外見上元のようにきれいな状態にするのは困難になります。一旦炎症が治まった後だとたとえ手術の適用となったとしても、創部はきれいに治るので手術痕を目立たなくすることが可能です。