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部位別しこり(顔面、頭部)

リンパ腺のしこり(首のリンパ腺)

頚部リンパ腺に腫脹をきたす原因には多種にわたる疾患が考えられます。首には左右どちらか片方だけでもリンパ節が数十個以上存在していて、炎症やがんの転移などでリンパ節が腫れてきます。現代では病変の存在する部位によってどのリンパ節群が腫れるのかおおよそ検討が付いていますので、触診だけでも原病変がどこにあるのか、悪性の可能性があるおかなどを推測できるようになりました。

頚部リンパ節に転移する原発性腫瘍はその9割りが耳鼻咽喉頚部領域に集中していますので、首のリンパ節が腫れている場合、視診だけでなく内視鏡も用いて入念に検査する必要性があります。頚部リンパ節腫脹の殆どの原因は耳鼻咽喉、口腔、歯科領域からの感染性炎症ですが稀に耳鼻咽喉領域からの腫瘍の転移や浸潤、肺、食道、乳腺などの胸部にある臓器や胃、大腸、肝臓、胆管、膵臓、泌尿器、生殖器などからの遠隔転移、またはリンパ節自体ががんに冒される悪性リンパ腫などの場合もあります。

首にしこりが見つかった場合、原病変の多くが耳鼻咽喉領域であるということから病院に行って受診するのは耳鼻咽喉科や耳鼻科という事になります。受診すると先ずそのしこりを触診することから始まります。この触診は非常に重要な行為です。特に深頚部リンパ節は頭部にあるほとんどのリンパ節からリンパ液を受けているので、頭頚部の疾患ではきわめて重要なリンパ節群となるからです。うなじ中央の突出部付近にある後頭リンパ節は後頭部に湿疹やおできが出来たり、あるいは傷が化膿した場合に腫れることがあります。

浅い部位にあるリンパ節は小さくても簡単に触れることが出来るため、首を触った時にこりこりとしたリンパ節に触るととても気になってしまいますが、殆どが正常かちょっとした炎症性のものなので心配いりません。