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部位別しこり(四肢)

膝裏のしこり

膝裏にしこりが出来る場合、中年期の女性がかかりやすい病気がベーカー嚢腫や膝窩嚢腫(しっかのうしゅ)と呼ばれる病気です。しこりの大きさは結構大きく、鶏卵大から大きいものだと子供の握りこぶしぐらいの大きさになります。突然大きなしこりが膝裏に出来るので驚いたり不安に感じたりする人も多いですが、良性であれば特に問題となることはありません。

それ以外で比較的多く見られるのは膝裏に頻繁に水が溜まる症状がありますが、これは膝関節に変形性膝関節症を伴っている半月板損傷が原因で起こっている場合があります。また腰やふくらはぎがパンパンに張っている状態(浮腫)でも膝裏にしこりが出来ることがあります。ベーカー嚢腫の場合は無症状の場合だと放置していても問題ないため経過観察のみとなります。

症状のある場合は鈍痛や圧迫感を感じる、正座がしにくい、しこりが大きく、硬くなったなどがあります。この場合は定期的に病院で針を刺して水を抜く処置を行います。再発を防止するためには日常から膝への負担を軽減することが最も重要です。重いものを持ち上げたり、急激な屈伸運動などは膝への負担が大きいので出来るだけ避けましょう。日常生活では和式トイレを洋式に変える、畳に正座をやめて椅子を使う、という生活スタイルへと変更することをお勧めします。また膝周囲の筋肉が鍛えられていると膝への負担が軽くなります。したがってストレッチやウォーキングを始めてみると良いでしょう。ただし、運動する時は膝にサポーターやテーピングをするなど少しでも負担を軽減させる工夫をして、準備運動をしっかりと行いましょう。