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部位別しこり(体躯)

腹部のしこり

腹部のしこりはお腹を触ってみるとすぐに分かります。もし、しこりが見つかった場合は自己診断せずに早めに病院に行って診察を受けましょう。その時にしこりを見つけたのはいつか、痛みはあるかなどできるだけ細かく伝えましょう。腹部のしこりで考えられる病気は炎症によるもの、良性腫瘍、悪性腫瘍など様々なものがあります。ここでは腹部のしこりから疑われる病気について説明しましょう。

女性の場合、腹部にしこりが出来た場合に考えられるのは子宮筋腫や卵巣嚢腫です。子宮筋腫とは子宮の筋肉に出来る腫瘍のことです。形は球形で良性腫瘍ですが、痛みや不正出血を伴う場合は手術を要します。発症は30~50代の女性に多いのが特徴的です。卵巣嚢腫は卵巣に出来る嚢胞性(炎症が原因)の腫瘍で、これも良性の腫瘍です。

卵巣嚢腫は小さいうちは無症状のケースが多いのですが、進行すると腹部にしこりを生じ、腹部膨満感や下腹部痛を覚えることもあります。高齢者になると男女共に腹部大動脈瘤が疑われます。腹部大動脈瘤とは名前の通り腹部の大動脈内に腫瘍が出来、それが大きくなって血管を塞いでしまう病気です。

破裂すると危険な状態に陥ってしまうので、破裂する前に手術が必要になります。一方子供の場合は神経芽細胞腫、ウィルムス腫瘍、肝腫瘍などが疑われます。神経芽細胞腫は主に5歳以下の子供が発症するがんの一種です。ウィルムス腫瘍、腎臓の小児がんは腹部のしこりから気づくことが多いので、着替えの時や入浴の時に注意してみましょう。ここまで治療が必要な腹部のしこりに隠れている病気について述べてきました。

しかし皮膚に出来る脂肪腫の場合は治療の必要はなく経過観察で自然と消失することが殆どです。ですから、先ずは慌てずに病院で調べてもらうようにしましょう。