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しこりとは

白斑

白斑とは全身至るところに発生し、突然色素が抜けその部分だけ白くなってしまう病気です。大半を占めるのは尋常性白斑です。尋常性白斑以外には神経にそって出来る分節型白斑がありますがこちらは尋常性白斑の1割程度です。尋常性白斑は自己免疫性疾患と考えられていますが詳細は不明です。自己免疫性疾患とは本来体内に侵入してきたウィルスや細菌などの異物を攻撃して体外へ排泄する役割を持つはずの免疫系が何らかの原因で異常を来たし、自分の細胞を攻撃してしまう病気です。

代表的なのは白血病や血友病があげられます。尋常性白斑の場合も免疫系が自分の色素細胞を攻撃してしまうためにメラニンの生成が出来なくなって起こると考えられています。一方分節型白斑の原因も不明ですが、こちらは自己免疫性疾患とは別だと考えれられています。

治療にはPUVA(紫外線照射とソラーレン(光に感受性を高める薬)の内服と ビタミンD3製剤:ドボネックス軟膏、オキサロール、ハイ・ボーンアルファ(尋常性乾癬などの治療薬 )の塗り薬が用いられます。またアトピー性皮膚炎で処方されるプロトピック軟膏が顔面の白斑に効果があったと報告されていますが白斑は難治性の病気で治療が長期化する事と殆ど効果のない人もいるということを理解しなければならないでしょう。

尋常性白斑は重症化すると爪の変形などが見られます。また重症化すると治療にも抵抗性を示すのでこの段階でステロイドの内服が考慮されます。分節型白斑は内服薬や外用薬の効果が少ないため皮膚の移植を行いますが、現在日本で分節型白斑の皮膚移植術を行っている医療機関はまだ少ないのが現状です。白斑の病変部は通常平らなものですが、進行して周囲に炎症を起こす炎症性辺縁隆起型白斑になると手で触るとしこりのようになる場合もあります。