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しこりとは

「しこりとはどんなものか」

「しこり」と聞くと、何を連想するでしょうか。

しこりとは「凝り」「痼り」とも書きます。一般的に、筋肉や皮下組織の一部がこわばったり、固くかたまりのようになった状態をいいますね。

また、ものごとが片付いた後まで、残るわだかまりのことをいう場合もあります。

肉体的にしろ、精神的にしろ、身体の中にある固まったものを表すのですね。

 

個人的には、「しこり」と聞くとすぐに乳がんを連想します。

柔らかい乳房の中にポツンと現れたしこりで、乳がんに気付いた、という話をよく聞くせいでしょうか。

「痼り」という字からは、やまいだれが使われていることもあり、病気を連想しますし。

この漢字には持病や、長くこびりついてしまったもの、という意味もあるとか。

語源は諸説ありますが、「肉凝る」という言葉が語源ではないか、といわれています。

漢方では気の流れや血液の流れが悪くなると、痛みや塊が生じるとされています。

軽い肩こりのようなものから、もっと深刻なものまで、身体の中にある異物感をさす言葉といえます。

 

しこりが見つかったら?

自分の身体にしこりが見つかったら、どのように対処するのがいいでしょう。

肩こりであれば、揉んだり湿布を貼ったりしますね。

血液やリンパの流れが悪くなって出来るしこりは、老廃物や乳酸が溜まっているのが原因なので、そこをほぐしてやれば楽になります。

これらのしこりは、そう固くなく、弾力があります。揉むと気持ちが良く、上から抑えると動いたりします。

血流やリンパ液の流れが良くなったり、乳酸が分散されれば解消されますから、ストレッチや軽い運動をしたり、温めることで解消できます。

 

一方、がんなどは揉んでも解消されません。

自分で触って、しこりを発見することが出来るのは乳がんだけです。基本的に乳房に出来るものですが、進行するとリンパ節に転移することがあります。

乳房だけに出来るとは限らず、胸の谷間の部分や、わきの下にしこりが出来る場合もあります。

しこりはあっても、痛みはないので、気付くのが遅くなることもあります。

 

乳がんを疑うしこりを見つけた時は、医師の診察をすぐに受けた方がいいですね。

定期的に検診を受けておくことも必要だと思います。

 

精神的なわだかまりのことも

身体的なものでなく、心にのこるわだかまりのことも、「しこりが残った」などと表現しますね。

たいてい、終わったことになったけどキチンと整理がついていない、という場合に、感じるものだと思います。

精神的なものは、身体的なものと違い完治することが難しいので、こちらのしこりの方が難問といえるかもしれません。

精神的に気になることがあると、胃腸に影響が出たり、夜眠れなくなったりします。

内臓の不調は、精神の不調にもつながりますね。

 

反対に、嬉しいことや楽しいことがあると、血液やリンパの流れが良くなって、内臓の調子も整うことがあります。

身体はすべて繋がっていて、精神は身体に、身体は精神に影響を及ぼすのです。

身体にしこりが出来れば心も沈むし、心にしこりがあれば身体も不調になるわけですね。

どちらにしても、しこりに気付いたら放置せず、解消する方法を模索しましょう。